経営教育総合研究所
「竹永式」オンライン研修

Ⅰ.アーティスティック経営について語ろう ~ワールドカフェで語るリベラルアーツ経営の是非〜【2021年度新設】

ワークショップの概要【分野:自己啓発、経営(アーティステック経営)】

ワークショップの趣旨

 最近、経営者やビジネスパーソンの間で「アーティスティック経営」という言葉を耳にするようになりました。リベラルアーツを経営の世界に導入しようという動きです。企業が、理詰めでの経営・合理的な経営を追求し過ぎた結果、無理が祟り、しまいには不祥事に至るというケースが跡を絶ちません。アーティスティック経営は、こういった潮流に対するアンチテーゼの1つです。

 哲学者であり、また、経営コンサルタントである山口周さんはその推進者のお一人です。アーティスティック経営を支持する方々は「美しい経営」に価値を起きます。たとえ、お客様からは見えない部分であっても、社会からは気づかれない部分であっても、「美しくあろうよ」「そのほうがかっこいいからね」と考えるからです。こういう経営ならば、不正や不祥事とは無縁になるでしょうし、何よりも、仕事が楽しくなると思います。利益の極大化、数値目標の必達だけが、経営の目的ではない時代に入ったのかもしれません。また、世界的な潮流となりつつあるSDGsも後押ししているように感じられます。

 今こそ、皆さんとアーティスティック経営について考えてみたいと思い、当ワークショップを企画いたしました。興味のある方は、是非是非、ご参加ください。

ワークショップの対象

  1. アーティスティック経営という言葉にピンときた経営者・ビジネスパーソン

  2. アーティスティック経営について学んでみたいが、情報が不足しているため、いろいろな方と意見交換してみたいと考えている経営者・ビジネスパーソン

  3. これまでの経営学(合理化の追求・利益の追求)に疲れた、あるいは、疑問をいだいている経営者・ビジネスパーソン

  4. 本当の意味での経営の差別化、ビジネスの差別化を考えていきたいと思っている経営者・ビジネスパーソン

プログラム例【標準所要時間:2時間】

インスパイアー講演(45分)

担当講師より、当該テーマについての基調講演があります。この時間で、当該テーマについての基礎知識を確認していただきます。

【例】テーマが「アーティスティック経営」の場合

  • ①オリエンテーション

  • ②アーティスティック経営とは何か

  • ③アーティスティック経営台頭の背景(企業不祥事、若年層の意識の変化、SDGs、経営の画一化)

  • ④アーティスティック経営の要素 ⑤アーティスティック経営の先駆者たちに学ぼう

  • ⑥NHKテレビ『100分de名著』に学ぶアーティスティック経営

ワークショップ(60分)

基調講演の内容をもとに感想を共有化、相互に意見交換をしていただきます。今回は、ワールドカフェ方式で、いろいろな方と情報交換をしていただきたいと思います。

ワールドカフェ方式…特定のグループでじっと討論続けるのではなく、一定時間が経過したら、メンバーをシャッフル、前回のグループでどんな話題になったかを披露しながら、新たなメンバーと更に深堀していくというスタイルです。Zoomのブレイクアウトセッション機能を使うと、リアル開催の講座以上に効率的に進めることができます。講師も各グループを巡回し、皆さんの議論に参加させていただきます。

  1. 第1ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で) b.基調講演を聴いて感じたことを自由に情報交換

  2. 第2ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換 ③第3ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換

クロージング(15分)

全体会場に戻って、ワークショップのまとめを行います。

  1. 代表者発表(10分)上記ワールドカフェに参加してみて、感じたことを皆さんに披露したい方に挙手をお願いします。2、3名にお願いしたいと思います。

  2. 講師より(5分)皆さんの議論内容に対するレビューとアーティスティック経営についての学び方、おすすめ書籍等をご紹介します。



プログラム例【標準所要時間:2時間】

インスパイアー講演(45分)

 担当講師より、アーティスティック経営についての基調講演があります。アーティスティック経営の概要について確認していただきます

  1. オリエンテーション

  2. アーティスティック経営とは何か

  3. アーティスティック経営台頭の背景(企業不祥事、若年層の意識の変化、SDGs、経営の画一化)

  4. アーティスティック経営の要素

  5. アーティスティック経営の先駆者たちに学ぼう

  6. NHKテレビ『100分de名著』に学ぶアーティスティック経営

ワークショップ(60分)

基調講演の内容をもとに感想を共有化、相互に意見交換をしていただきます。今回は、ワールドカフェ方式で、いろいろな方と情報交換をしていただきたいと思います。

ワールドカフェ方式…特定のグループでじっと討論続けるのではなく、一定時間が経過したら、メンバーをシャッフル、前回のグループでどんな話題になったかを披露しながら、新たなメンバーと更に深堀していくというスタイルです。Zoomのブレイクアウトセッション機能を使うと、リアル開催の講座以上に効率的に進めることができます。講師も各グループを巡回し、皆さんの議論に参加させていただきます。

  1. 第1ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で) b.基調講演を聴いて感じたことを自由に情報交換

  2. 第2ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換 ③第3ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換

クロージング(15分)

全体会場に戻って、ワークショップのまとめを行います。

  1. 代表者発表(10分)上記ワールドカフェに参加してみて、感じたことを皆さんに披露したい方に挙手をお願いします。2、3名にお願いしたいと思います。

  2. 講師より(5分)皆さんの議論内容に対するレビューとアーティスティック経営についての学び方、おすすめ書籍等をご紹介します。


Ⅱ.定期開催型ワークショップ ~ビジネス雑談サロン〜【2021年度新設】

ワークショップの概要【分野:自己啓発、外部環境研究】

ワークショップの趣旨

 「ビジネス雑談サロン」のイメージは、ビジネスに関する興味深いテーマを取り上げ、希望者が集まり、ワイワイガヤガヤと情報交換を楽しむゆるやかなワークショップです。古代ギリシアのアテナイで盛んだったサロンにヒントを得ています。毎回、講師によるインスパイヤーセミナーをまず全員で受講いただき、その後、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って、4、5人の小グループに別れて、当該テーマについて話し合っていただくというスタイルです。
 初対面の方もいらっしると思いますが、自己紹介は最小限にとどめ、「私はこんなことを感じた」「私はこんなことをしてみたい」という意見交換に時間を割きます。
 相手の発言を否定したり、批判したりするのではなく、お互いに肯定しながら、「会社に戻ったらなにかできそうだ!」という気持ちになっていただくことが目的です。

 メイン講師の竹永亮は、10年ほど前から、TwitterやFacebookで知り合ったさまざまなビジネス・パーソンと、コロナ前にはリアルに会いながら、コロナ後はZoomを使って、さまざまな方々との雑談をサロン形式で行ってまいりました。5年前からは、中小企業基盤整備機構(TIPS)でも「ワイガヤサロンTIPS」を運営、自己のサロンとTIPSでのサロンを合わせると、通算で300回以上開催しています。

これまでに扱ってきたテーマは、

  1. これからのリーダーシップ

  2. モチベーション・マネジメント

  3. 文章の書き方

  4. AIが与える衝撃

といった真面目なものから

  1. ポケモンGOは世の中を変えるか

  2. 日本はなぜ五輪招致できたのか

  3. 「三国志」に学ぶ戦略とマネジメント

といった、少し柔らかい内容までいろいろなテーマでサロンを開催、多くの方と雑談による情報交換の楽しさを共有してきました。

ワークショップのテーマ

たとえば、

  1. アーティスティック経営にいかに向き合うか

  2. リモートワーク時代のコミュニケーション向上法

  3. SDGsに企業はどう取り組むべきか

  4. 私達にとってのダイバーシティ

  5. DX(デジタル・トランスフォーメーション)を実現する

  6. AI時代のビジネス小技大研究

というように6つのテーマを選択し、1ヶ月または2ヶ月に1回のペースで、Zoomを使って受講される皆様とワールドカフェ方式で、サロンを開催いたします。

ワークショップの対象

  1. 雑談やワイガヤという言葉が好きな経営者・ビジネスパーソン

  2. 経営やビジネスに関するトレンディなテーマについて学んでみたいが、情報が不足しているため、いろいろな方と意見交換してみたいと考えている経営者・ビジネスパーソン

  3. これまでの経営学(合理化の追求・利益の追求)に疲れた、あるいは、疑問をいだいている経営者・ビジネスパーソン

  4. 本当の意味での経営の差別化、ビジネスの差別化を考えていきたいと思っている経営者・ビジネスパーソン

プログラム例【標準所要時間:2時間】

インスパイアー講演(45分)

担当講師より、当該テーマについての基調講演があります。この時間で、当該テーマについての基礎知識を確認していただきます。

【例】テーマが「アーティスティック経営」の場合

  • ①オリエンテーション

  • ②アーティスティック経営とは何か

  • ③アーティスティック経営台頭の背景(企業不祥事、若年層の意識の変化、SDGs、経営の画一化)

  • ④アーティスティック経営の要素 ⑤アーティスティック経営の先駆者たちに学ぼう

  • ⑥NHKテレビ『100分de名著』に学ぶアーティスティック経営

ワークショップ(60分)

基調講演の内容をもとに感想を共有化、相互に意見交換をしていただきます。今回は、ワールドカフェ方式で、いろいろな方と情報交換をしていただきたいと思います。

ワールドカフェ方式…特定のグループでじっと討論続けるのではなく、一定時間が経過したら、メンバーをシャッフル、前回のグループでどんな話題になったかを披露しながら、新たなメンバーと更に深堀していくというスタイルです。Zoomのブレイクアウトセッション機能を使うと、リアル開催の講座以上に効率的に進めることができます。講師も各グループを巡回し、皆さんの議論に参加させていただきます。

  1. 第1ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で) b.基調講演を聴いて感じたことを自由に情報交換

  2. 第2ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換 ③第3ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換

クロージング(15分)

全体会場に戻って、ワークショップのまとめを行います。

  1. 代表者発表(10分)上記ワールドカフェに参加してみて、感じたことを皆さんに披露したい方に挙手をお願いします。2、3名にお願いしたいと思います。

  2. 講師より(5分)皆さんの議論内容に対するレビューとアーティスティック経営についての学び方、おすすめ書籍等をご紹介します。


Ⅲ.現場実践力ブラッシュアップ~コンピテンシーの抽出と共有〜【2021年度新設】

ワークショップの概要【分野:自己啓発、外部環境研究】

講座のねらい

 これまでの過去の自部門・自組織の活動状況を再確認・復習しながら、自部門・自組織の活動にとって最適な行動特性(コンピテンシー)を発見・抽出・共有していきます。

プログラム例【標準所要時間:2時間】

インスパイアー講演(45分)

担当講師より、当該テーマについての基調講演があります。この時間で、当該テーマについての基礎知識を確認していただきます。

【例】テーマが「アーティスティック経営」の場合

  • ①オリエンテーション

  • ②アーティスティック経営とは何か

  • ③アーティスティック経営台頭の背景(企業不祥事、若年層の意識の変化、SDGs、経営の画一化)

  • ④アーティスティック経営の要素 ⑤アーティスティック経営の先駆者たちに学ぼう

  • ⑥NHKテレビ『100分de名著』に学ぶアーティスティック経営

ワークショップ(60分)

基調講演の内容をもとに感想を共有化、相互に意見交換をしていただきます。今回は、ワールドカフェ方式で、いろいろな方と情報交換をしていただきたいと思います。

ワールドカフェ方式…特定のグループでじっと討論続けるのではなく、一定時間が経過したら、メンバーをシャッフル、前回のグループでどんな話題になったかを披露しながら、新たなメンバーと更に深堀していくというスタイルです。Zoomのブレイクアウトセッション機能を使うと、リアル開催の講座以上に効率的に進めることができます。講師も各グループを巡回し、皆さんの議論に参加させていただきます。

  1. 第1ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で) b.基調講演を聴いて感じたことを自由に情報交換

  2. 第2ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換 ③第3ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換

クロージング(15分)

全体会場に戻って、ワークショップのまとめを行います。

  1. 代表者発表(10分)上記ワールドカフェに参加してみて、感じたことを皆さんに披露したい方に挙手をお願いします。2、3名にお願いしたいと思います。

  2. 講師より(5分)皆さんの議論内容に対するレビューとアーティスティック経営についての学び方、おすすめ書籍等をご紹介します。


プログラム例【標準所要時間:初回講義1.5日、2回目講義】

オリエンテーション(60分)

 シリーズ講座全体の概要、本日の概要、特に、ねらいや流れについて確認します。

  1. クライアント様責任者よりその必要性や意気込みについてお話いただきます。

  2. クライアント様担当者様より具体的なねらいや流れ、留意点についてお話しいただきます。「求められる成果」についてもこの時間にお話しいただきます。

  3. 講師よりコンピテンシー項目明確化の意義、これを不明確にしたまま事業を進める場合のデメリット、場合によっては他社における導入事例等についてお話させていただきます 。

過去の成功事例研究(30分×7人=210分)

  1. コンピテンシーづくりの最大の材料
    過去事例研究たとえば、営業部門の場合(以下、営業部門を例にとり話を進めます)であれば、過去に行ってうまく行ったと思われる営業の事例(成功事例)を、美辞麗句を外して、また、オフレコのような話も全て含めて、事例発表いただきます。
    この事例発表は、事前に一度リハーサルが必要になります。担当部課長や講座担当ディレクター、講師から、不足箇所がないか、リアリティを出すためにはどのような工夫が必要かを綿密に話し合う事前準備の時間です。それを踏まえ(場合によっては何度か行います)、当日は、受講者の前で、しっかりとお話しいただきます。

  2. 成功事例のプレゼンター
    お話しいただく方(プレゼンター)は、通常3~10人が妥当です。少なすぎると、コンピテンシーが見つかりません。多すぎると、情報過多に陥ります。5~7人がベストな場合が多いです。
    プレゼンターは、実質的に当該商談の営業活動の主担当となった方が望ましく、その上司(監督を行っただけの方)、営業の補助を行った方では不適切です。適任者が異動されている場合はゲストとしてお招き頂く必要があります。

  3. 講座当日のプレゼンターの役割
    講座当日は、この数人のプレゼンターによる営業活動報告(20分程度)と、講座受講者からの質疑応答(10分程度)を繰り返し、まずは、コンピテンシー項目のヒントを見つけていきます。
    質疑応答中も、「求められる成果」を再確認し、その成果指標と結びつく行動に関する質疑に集中するよう、担当者様と講師で連携しながら、ファシリテートしていきます(話が脇道に逸れないような軌道修正です)。

 この他、成功事例発表ではなく、優秀社員による発表を用いる企業もあります。コンピテンシー本来の意味から考えればこちらがベストです。
 しかし、「優秀社員による事例」を話すというのは、話し手側からすれば照れもありますし、聞き手側の中には劣等感・屈辱感が芽生える場合もありますので、採用を見送る企業が多いようです。

コンピテンシーの発見(120分)

 予定していたプレゼンターからの発表が全て終わったら、成功に結びつく行動特性(コンピテンシー)の発見のためのグループ別の討議に移ります。

  1. 小グループでの討議
    受講者は4人程度のグループに別れ、2時間程度議論しながら、「こういう行動が成功のためには不可欠なのではないか」という議論を重ねていきます。各小グループには、管理職またはリーダークラスの方に入っていただき座長を努めていただきます。

  2. 各グループの座長の役割
    座長は常に、「求められる成果」から逸脱しないように、ファシリテートいただきます。

  3. プレゼンターの方々の参画
    プレゼンターの方々にも、グループにはメンバーとして入っていただき、他のプレゼンターが担当した案件について、積極的に議論していただいて構いません。自分の担当した案件については、追加の質疑応答も発生すると思いますので、都度、対応していただきます。

コンピテンシーの集約化(15分×5グループ+10分+30分=115分)

  1. グループ討議結果の発表
    小グループでの検討が終わったら、全員が、全体会場に戻ります。小グループで話し合っていただいたコンピテンシー候補となるような成果指標について、各々発表していただきます(1グループ10分)。この際、1つのグループの発表が終わるたびに、質疑応答を行います(1グループ5分)。

  2. 最終質疑応答(10分)
    すべてのグループの発表が終わったら、念の為、最終質疑応答を行います。他のグループの発表を聞いたことにより、前の方のグループの発表結果に対する質疑が生まれる場合があるためです。

  3. 類似項目の統合(30分)
    また、ほぼ同じ項目についてはひとまとめにするなど、項目の集約について議論します。意見がどうしても別れた場合には、責任者の方に決裁していただきます。

投票・開票(30分)

  1. 無記名投票の実施
    項目の集約が終わったら、すべてのグループから出た項目について、無記名投票を行います。

  2. 結果発表
    投票結果はその場で開票し、集計します(この間は、コーヒーブレイクに当てます)。
    コーヒーブレイク終了後、全体会議を再開、結果を発表します。
    発表後、責任者の方からはねぎらいの言葉を、担当者の方からは今後の予定についてお話いただきます。
    講師からは、検討内容や検討の方法についてレビューさせていただきます。

2回目講義

 初回研修で集約したコンピテンシー項目ならびに、それをもとに選び出された重点目標に従い、組織メンバー全員が目標(売上などの定量目標の他、コンピテンシーを身につけるための学習目標、日々の活動目標が必要)と活動計画を定め、活動をスタートさせます。

 これは、研修という形ではなく、会議もしくは管理者とメンバーの方の面接という形で進めるのが普通です。ここで、定めた目標と活動計画に基づき、一定期間(3ヶ月、半年、1年等)活動を行い、期間終了ごとに会議を行い、振り返りの会議または面接を行います。

 個人の活動の振り返りだけではなく、

  1. 組織全体としてコンピテンシーに近づくことができたか

  2. コンピテンシーそのものを見直す必要がないかについての議論の時間も必要です。

 2については、2時間程度の議論を経て、修正意見を踏まえ、ステップ1と同様の投票を行ってもよいでしょう。

 この過程を1.2年繰り返すことにより、コンピテンシーはしっかりと固まっていきます。一方、時代の変化の中で、3.5年くらいでコンピテンシーは変化していきます(短期的には固定化、長期的には流動化が進み、5年ほど経つと、組織としてコンピテンシーが文化(コンピテンシーに基づく活動をする企業文化)として定着します)。

IV. 顧客ニーズから考える 職場メンバーのコンピテンシー【2021年度新設】

ワークショップの概要【分野:自己啓発、外部環境研究】

講座のねらい

 これまでの過去の自部門・自組織の活動状況を再確認・復習しながら、自部門・自組織の活動にとって最適な行動特性(コンピテンシー)を発見・抽出・共有していきます。今回は、狭義のコンピテンシー、つまり、行動特性だけではなく、身につけるべき知識やスキルについても考えます。

プログラム例【標準所要時間:?時間】

インスパイアー講演(45分)

担当講師より、当該テーマについての基調講演があります。この時間で、当該テーマについての基礎知識を確認していただきます。

【例】テーマが「アーティスティック経営」の場合

  • ①オリエンテーション

  • ②アーティスティック経営とは何か

  • ③アーティスティック経営台頭の背景(企業不祥事、若年層の意識の変化、SDGs、経営の画一化)

  • ④アーティスティック経営の要素 ⑤アーティスティック経営の先駆者たちに学ぼう

  • ⑥NHKテレビ『100分de名著』に学ぶアーティスティック経営

ワークショップ(60分)

基調講演の内容をもとに感想を共有化、相互に意見交換をしていただきます。今回は、ワールドカフェ方式で、いろいろな方と情報交換をしていただきたいと思います。

ワールドカフェ方式…特定のグループでじっと討論続けるのではなく、一定時間が経過したら、メンバーをシャッフル、前回のグループでどんな話題になったかを披露しながら、新たなメンバーと更に深堀していくというスタイルです。Zoomのブレイクアウトセッション機能を使うと、リアル開催の講座以上に効率的に進めることができます。講師も各グループを巡回し、皆さんの議論に参加させていただきます。

  1. 第1ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で) b.基調講演を聴いて感じたことを自由に情報交換

  2. 第2ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換 ③第3ラウンド(20分) a.簡単に自己紹介(所属企業名・氏名・仕事の内容を1人1分で)しつつ、前のラウンドでどのようなことが話題に上ったかを披露(2分くらいで) b.基調講演ならびに①で情報交換した内容をもとに、感想や意見を自由に情報交換

クロージング(15分)

全体会場に戻って、ワークショップのまとめを行います。

  1. 代表者発表(10分)上記ワールドカフェに参加してみて、感じたことを皆さんに披露したい方に挙手をお願いします。2、3名にお願いしたいと思います。

  2. 講師より(5分)皆さんの議論内容に対するレビューとアーティスティック経営についての学び方、おすすめ書籍等をご紹介します。


プログラム例【標準所要時間:初回講義1.5日、2回目講義0.5日】

オリエンテーション(60分)

 シリーズ講座全体の概要、本日の概要、特に、ねらいや流れについて確認します。

  1. クライアント様責任者よりその必要性や意気込みについてお話いただきます。

  2. クライアント様担当者様より具体的なねらいや流れ、留意点についてお話しいただきます。「求められる成果」についてもこの時間にお話しいただきます。

  3. 講師よりコンピテンシー項目明確化の意義、これを不明確にしたまま事業を進める場合のデメリット、場合によっては他社における導入事例等についてお話させていただきます 。

過去の成功事例研究(30分×7人=210分)

  1. コンピテンシーづくりの最大の材料
    過去事例研究たとえば、営業部門の場合(以下、営業部門を例にとり話を進めます)であれば、過去に行ってうまく行ったと思われる営業の事例(成功事例)を、美辞麗句を外して、また、オフレコのような話も全て含めて、事例発表いただきます。
    この事例発表は、事前に一度リハーサルが必要になります。担当部課長や講座担当ディレクター、講師から、不足箇所がないか、リアリティを出すためにはどのような工夫が必要かを綿密に話し合う事前準備の時間です。それを踏まえ(場合によっては何度か行います)、当日は、受講者の前で、しっかりとお話しいただきます。

  2. 成功事例のプレゼンター
    お話しいただく方(プレゼンター)は、通常3~10人が妥当です。少なすぎると、コンピテンシーが見つかりません。多すぎると、情報過多に陥ります。5~7人がベストな場合が多いです。
    プレゼンターは、実質的に当該商談の営業活動の主担当となった方が望ましく、その上司(監督を行っただけの方)、営業の補助を行った方では不適切です。適任者が異動されている場合はゲストとしてお招き頂く必要があります。

  3. 講座当日のプレゼンターの役割
    講座当日は、この数人のプレゼンターによる営業活動報告(20分程度)と、講座受講者からの質疑応答(10分程度)を繰り返し、まずは、コンピテンシー項目のヒントを見つけていきます。
    質疑応答中も、「求められる成果」を再確認し、その成果指標と結びつく行動に関する質疑に集中するよう、担当者様と講師で連携しながら、ファシリテートしていきます(話が脇道に逸れないような軌道修正です)。

 この他、成功事例発表ではなく、優秀社員による発表を用いる企業もあります。コンピテンシー本来の意味から考えればこちらがベストです。
 しかし、「優秀社員による事例」を話すというのは、話し手側からすれば照れもありますし、聞き手側の中には劣等感・屈辱感が芽生える場合もありますので、採用を見送る企業が多いようです。

コンピテンシーの発見(120分)

 予定していたプレゼンターからの発表が全て終わったら、成功に結びつく行動特性(コンピテンシー)の発見のためのグループ別の討議に移ります。

  1. 小グループでの討議
    受講者は4人程度のグループに別れ、2時間程度議論しながら、「こういう行動が成功のためには不可欠なのではないか」という議論を重ねていきます。各小グループには、管理職またはリーダークラスの方に入っていただき座長を努めていただきます。

  2. 各グループの座長の役割
    座長は常に、「求められる成果」から逸脱しないように、ファシリテートいただきます。

  3. プレゼンターの方々の参画
    プレゼンターの方々にも、グループにはメンバーとして入っていただき、他のプレゼンターが担当した案件について、積極的に議論していただいて構いません。自分の担当した案件については、追加の質疑応答も発生すると思いますので、都度、対応していただきます。

コンピテンシーの集約化(15分×5グループ+10分+30分=115分)

  1. グループ討議結果の発表
    小グループでの検討が終わったら、全員が、全体会場に戻ります。小グループで話し合っていただいたコンピテンシー候補となるような成果指標について、各々発表していただきます(1グループ10分)。この際、1つのグループの発表が終わるたびに、質疑応答を行います(1グループ5分)。

  2. 最終質疑応答(10分)
    すべてのグループの発表が終わったら、念の為、最終質疑応答を行います。他のグループの発表を聞いたことにより、前の方のグループの発表結果に対する質疑が生まれる場合があるためです。

  3. 類似項目の統合(30分)
    また、ほぼ同じ項目についてはひとまとめにするなど、項目の集約について議論します。意見がどうしても別れた場合には、責任者の方に決裁していただきます。

投票・開票(30分)

  1. 無記名投票の実施
    項目の集約が終わったら、すべてのグループから出た項目について、無記名投票を行います。

  2. 結果発表
    投票結果はその場で開票し、集計します(この間は、コーヒーブレイクに当てます)。
    コーヒーブレイク終了後、全体会議を再開、結果を発表します。
    発表後、責任者の方からはねぎらいの言葉を、担当者の方からは今後の予定についてお話いただきます。
    講師からは、検討内容や検討の方法についてレビューさせていただきます。